理事長所信

はじめに


1982年 、全国で696番目に設立された青年会議所として、城陽青年会議所はその 歩みを始めました。現在に至るまで、先輩諸兄姉は地域課題に対して、自らが先頭に立ち 運動を展開しまちに対してインパクトを残してこられました。私たちは、明るい豊かな社 会の実現に向け、率先して道を切り開き時代とともに変わりゆく地域社会の未来を常に見 据え、これまでの歴史の上に新たな運動を展開していかなければいけません。現代社会は ダイバーシティとインクルージョンなど誰もが輝き続ける可能性に満ちた社会へと進もう としています。個性が調和し合い性別や年齢、国籍、人種、宗教、身体的特徴など、様々 な属性を持つ個人を認め合い共存し、その人の個性や特徴に応じて活躍の場を与えられ、 様々な「個」に対する課題に対して考えるきっかけをつくり、個性を大切にし、その人の 強みを最大限に活かせる組織であることが求められております。

昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な価値観が顕著にみられるように なり、その中で多様な個性が認められ、新たな価値観の創出が必要であります。城陽青年 会議所は多種多様な人財や考え方で構成される団体である一方で、個人の考えや行動だけ では乗り越えられない問題も存在します。複雑化する課題の中で、一部の限られた人間の みでの運動が困難となり、より多くの個性の集まる団体でなければ、地域に混在する多様 な課題に対して簡単に解決が行えない時代となってきています。私たちが周りを巻き込む 魅力ある人財や組織になれば様々な地域課題に対して向き合うきっかけをつくることがで きると考えます。常に情報に対してアンテナを立て、最新の情報をつかみ周りを先導して いくことが必要です。JAYCEEとしての成長が城陽青年会議所を進化させ、関わるす べての新たな一歩を創造し地域の飛躍的な発展に繋がると確信します。

~未来の起点となるまちづくり~


昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により世の中の常識が一変し、様々なイベント、 行事が中止を余儀なくされました。このままでは地域コミュニティが衰退化し、地域の年 長者が子ども・親を育てる、大人同士が育て合う、子ども同士が育て合うなど、互いに声 を掛け合い、育て合っていた「地域共育」が衰退化し続けています。それにより、個人や 家庭単位で解決できないような問題の深刻化を緩和する機能や、災害などの危機的状況に 対応する機能が失われ、個人・家庭による解決と、公的機関による解決の間にあった中間 的な解決機能に変化がうまれてきています。端緒として、他者に関わることが面倒だとい う自己中心的な考え方をする人が増えています。そして、「点」で生きている人が多くなっ てしまい、他者に対する思いやりややさしさというものが希薄になってきている現状があ ります。この状況を打破し、それぞれが様々に関わりあう「面」の中で生きているのだと いう意識を持つことが重要です。今こそ、人が支え合うことの本質を理解し、人と人が育 て合い、繋がり続けられる仕組みを構築していく必要があります。

~資質を向上させるひとづくり~


組織の成長は個人の成長なくしてありえません。個人の成長のためには今起きている課 題を、自らが整理・分析したうえで、持っている能力を集約し、活かすことで課題を解決 することができます。先行きが不透明で正解のない時代と言われ社会環境が急速に変化す る中でも、私たちは地域を牽引するリーダーとして、日々切磋琢磨し成長を続ける必要が あります。しかし、日々足並みを揃え組織としての活動を行うにつれ、同調性という言葉 のもと自らの個性を隠し、自らの枠の中に閉じ込めてはいないでしょうか。多種多様な人 材が集まる城陽青年会議所においては、メンバー全員が強みを認識し個性を最大限生かし て自らの殻を破り成長する、互いに突出した人材を育成し、調和できれば、地域から求め られる組織に発展し在籍するメンバーは自信と誇りを持つ輝いた柔靭な人財へと進化を遂 げ明るい未来を照らすと確信しています。

~勇気ある行動を生み出す絆づくり~


この地域をよりよくするために、私たちが先頭に立ち、新に挑み続ける必要があると考 えます。青年会議所は多様な業種の経済人の集まりですが、社会課題の前では十分な専門 知識をもち合わせていません。しかし組織外の有識者や協力者からの支援により成長し、 社会課題を解決してきました。私たちの運動には専門的な知識や経験をもつプロフェッシ ョナル、行政、企業、他団体との繋がりが必要です。これまでともに汗を流し、私たちの 運動が実績を重ね、地域に伝わってきた今、私たちとの関係性を次の段階に進めていきま す。単年度制の青年会議所において、私たちだけが地域のリーダーとして関係団体を牽引
するのでなく、関わっている人自らが主体的に考える運動を展開できれば、その中から新 しいリーダーが次々に誕生します。そして、表面的な協調性でなく、各自の主体的な行動 の総和と真の協調性がこれからのまちづくりに寄与し、持続可能な魅力あふれる地域に発 展すると確信します。パートナーシップこそが無限の可能性を秘めた最大の力であること を再認識し運動を展開していきましょう。

~成長と発展の機会を提供~


青年会議所は青年が積極的な変革を創造し開拓するために、能動的に活動できる機会を 提供することを使命とし代表的に個人・地域社会・国際性・ビジネスがあり、誰でもチャ ンスを手に入れることができます。青年会議所運動や活動の中で様々な出会いや体験、交 流を通じて多くのノウハウを習得し自らの成長を促すこともできます。さらに本年度は姉 妹青年会議所である大韓民国慶山青年会議所との姉妹締結30周年を迎えます。これまで の歴史に感謝と敬意をはらいながらも、グローバル化が進む現代において姉妹青年会議所 との交流は時代の流れに即したグローバルな人財へと成長する最高の機会になります。こ れらのチャンスを最大限に活用し自分自身を磨いていきましょう。

~よりよく変わる場の創出~


青年会議所に入会すると今いる「心地のいい場」から飛び出て「成長の場」に歩みを進 めてもらう必要があります。なぜなら、快適で制御可能な「心地のいい場」では人を変え る全てのきっかけが軽く穏やかなものにしかならないからです。しかし、心地のいい場から飛び出ると、まず始めに出会うのは「怖い場」です。「怖い場」とは、違いを感じ、批 判されて、慣れなくて、自信をなくしてしまう、そんな場です。少なからず青年会議所メ ンバーがこの「怖い場」で挫折してしまいます。そして、「怖い場」を抜けると、次に「学 びの場」にたどり着きます。「学びの場」では、青年会議所の様々な活動を通じて、問題 に取り組み、能力を身につけ、褒められるようになります。こうなると、居心地が良くな ってきます。さらに進むと「成長の場」にたどり着けます。「成長の場」では、自分自身 が目的を見出し、自ら問題を克服し、独自性が出てくることになります。この場で成長を 遂げると、自ら能動的に変われるようになれます。そうすると、もはや青年会議所だけで なく、あらゆる所で自ら変われるようになります。社会は大きな変革の場です。青年会議 所での成長がメンバーの周りに波及すれば青年会議所という場に求心力が生まれ新たな同 志との出会いに発展すると確信します。

結びに

青年会議所には、チャレンジができる様々な仕組みがあります。青年だからこそできる 発想、パワー、議論、そして時には無駄とも思えることもどんどん行っていきます。恐れ ることなく常に前を向き、歩みを進めることが勇気ある行動を生み出し、まちにインパク トを与えます。2022年度、私たちの運動が「明るい豊かな社会の実現」への無くては ならない一歩となるよう青年らしく真面目に楽しくがむしゃらに。青年会議所の真髄を見 せましょう。

スローガン
限界突破~未来への起爆剤となれ~

基本理念
青年らしく、わがままに、未来へ突き進め
基本方針
未来の起点となるまちづくり
資質を向上させるひとづくり
勇気ある行動を生み出す絆づくり
常にアップデートさせる組織づくり
成長と発展の機会を提供
よりよく変わる場の創出

一般社団法人城陽青年会議所
2022年度 理事長 谷口 智哉